自分自身の
本当の姿を思い出す旅へ
セルフケア

目の周りのセルフケア

このところどんどん手元が見づらくなります。しかも夕方なんか特に。

いずれは行く道だけど、そこに到達するまでの時間を少しでも引き延ばしたいから、こういうときは(というかこういうときこそ!)自分でちょいちょいっとケアしています。

食事から改善する薬膳やリンパケアなど方法論はいっぱいあるけど、物理的に目のまわりの筋肉や神経系にアプローチするツボ押しが、手も汚さないし、どこでもすぐできるし、なにより即効性が実感できるので手癖のようによくやっています。

というわけで今日は頭蓋骨の中で眼球が収まっている孔(眼窩といいます)のフチ付近にある、眼精疲労や老眼の予防、肩こりや目のかすみ、頭痛などに効果があるとされている、代表的な6つのツボのご紹介。

まず位置としてはピンクのマーカーのついてるところ6点です。

それぞれのツボのとりかたを順番に言葉でご説明すると、目頭の位置から時計回りに・・・

睛明(せいめい)/膀胱経

鼻と目頭の内側中央のくぼみ

攅竹(さんちく)/膀胱経

眉頭付近の大きく凹んだところ

魚腰(ぎょよう)※

眉山の頂点付近の凹んだところ

糸竹空(しちくくう)/三焦経

眉尻付近の小さなくぼみ

太陽(たいよう)※

目尻から斜め上のこめかみのくぼみ

承泣(しょうきゅう)/胃経

瞳孔の真下の骨のキワ

※魚腰と太陽は奇経といって一般的な14経絡には属さない特別な働きを持ったツボです

おそらく目が疲れたりかすむなあってとき、みな無意識に触っているとは思うのですが、意図を持って意識的に触ることで効果が目に見えて変わってくるのがタッチセラピーの面白いところ。

触れる手技には、意図をすべて手放しあるがままを受容しただ触れるのみ、という深い慈愛に溢れた方法もあるのですが、ことツボ押しに限ってはそこに伝える意図やエネルギーが大事だと私は考えています。

それぞれのツボの名称や意味などよりも、重要なのはその押し方です。特に顔面は重要な血管や神経が所狭しと入り組んで張り巡らされていますのでより丁寧に。

コツはまず息を吐いてリラックスしてから、内側に対して垂直に、まっすぐストンと自分の指の重さをツボに伝えていく感覚で。

このとき「痛ければ痛いほど効く」というのがお好きな方は、ぎゅっと力を込めてグリグリこねくり回したくなると思うのですが(イタ気持ちよさが心地よさの一部だという気持ちもわからないではないのですが)、それをしてしまうと皮下組織を傷つけてしまうばかりか、のちのち余計な強ばりの原因ともなるので、私としてはあまりおすすめしたくありません。

じゃあ一体どれくらいの強さ、いわゆる「どれくらいの圧の強さ」で押せばいいのですか?って話になるんですが、これがなかなか言葉で説明するのが難しくて。

よく熟したバナナが凹まない程度の強さというんですが、実際に体験していただくと「ええっ?こんなに軽くていいんですか?」と驚かれます。

ファーストタッチは、ほとんど指先が触れていることくらいしか分からないからです。

ですがそのまましばらくその感覚に身を委ねていると、指の強さはまったく変えていないのにも関わらず、やがて皮膚を通してツボの奥の方までずーんと深く届く感覚に気づくようになります。

まるで表面の皮膚をじんわりと通り抜けて、骨のキワや血管、筋肉そのものに届いたような。

そして押している指の方に、皮膚がふんわりゆるんで筋肉の繊維がばらけて広がり、ツボの奥にまで沈み込んでいくような感覚があればしめたもの。その感覚が掴めたら、押す指に力を込めようと思ってももう入れられなくなります。

ぜひこのときの緩んでゆく感覚、ツボの奥を捉える感覚を、ご自身の身体とコンタクトを取りながら味わっていただけたらと思います。

さて、押すツボなんですが、これら6つ全部を順番に押そうとしなくても大丈夫。

順番も好きでいいし、自分にとって快適な好きなツボだけを押すのもいいし、もっといえば上にある箇所以外でも、ご自身のお気に入りの場所を探すというのもアリなんです。(これを中国では古くから「阿是穴(あぜけつ)」といって実際の治療でも使っています)

眼窩の骨のキワはどこを触れても心地よいので、軽い圧で指先でスタンプを押すように一周してもスッキリします。

感じて気持ちいい、心地いい、というところを大事にしてくださいね。

ちなみに私のお気に入りのツボは、眉頭の攅竹、眉の中央の魚腰、それから目尻こめかみの太陽の3点。

デスクワークが多くて目が疲れて来たなと感じたときや、夕方の黄昏時に運転するようなときに押すと、嘘みたいに視界がクリアになるのでいちど試してみてください。

視界がクリアになるせいか気分もスッキリするし、集中力もアップしてものの判断も早くなる気がします。

特に目尻側の太陽は、眼科医知らず、という異名を持つくらい、目の疾患には欠かせないといわれるツボですが、実はもうひとつ、重要な働きを知っています。

それは、このツボって目ヂカラアップにとても効果の高いツボなんです。別名おめめぱっちりのツボ!

おめめぱっちり目的で使う場合は、全部のツボを丁寧に押してから太陽に戻り、ツボをとらえたままその指を斜め45度の方向に向かって(皮膚を引っ張るのではなく!)じんわりとプレスします。

このとき鏡を見て目が吊り上がっていたら指先が皮膚表面の遊び分だけを捉えて引っ張っている証拠。逆にシワやたるみの原因になりかねないので、ツボをきちんと逃さずプレスするように心がけてください。

数秒じんわり押して、数秒じんわり離す(このときのテンポはご自身の呼吸に合わせて)を数回繰り返すと、まず瞼の軽さを実感できると思います。そして鏡を見ると、ぼんやり重かった瞼がすっきりしてシャープな目元のできあがり。

せっかくなので実際にやってみました!

左がビフォアで右がアフター。

私の目は右目と左目で二重の幅が違うんですが、そのせいで目は覚めてるのに眠たそうに見えるんです。同じように目を開けているのですが左はなんだか起き抜けみたい・・・。

また、このツボは加齢による眼瞼下垂でお悩みの方に教えて差し上げたところ「瞼が軽くなって視界が開けてすごく楽になる」とのお話をお伺いしたことがあります。

時間にしたら数十秒から数分でできるケアです。

目や首肩の疲労を感じた方はぜひトライしてみてはいかがでしょう。

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