自分自身の
本当の姿を思い出す旅へ
香りの話

精油の劣化を早める7つの原因

精油(エッセンシャルオイル)は時間とともに変化します。

どのような品質のものであれどのような環境下であれ、精油は必ず時とともに変化していくのです。

一般にその変化は「劣化」という言葉で説明されます。

私たちがなにげなくやっていることの多くが、精油の劣化を早める原因となっているかもしれません。

アロマセラピーの本は数あれど、精油の取り扱いに関する注意書きはあっても保管の方法に詳しく書かれたものは少ないように思います。

そこで今日は精油の劣化を早めてしまう7つの原因について詳しくご説明しようと思います。

精油の劣化を早める7つの要素

1. 明るい場所に置いている

精油は光を遮るために遮光瓶に入っていますが、明るい場所に置いていたらやはり劣化はすすみます。かならず光の当たらない、暗い場所で保管してください。

専用の箱を用意するか、ない場合は引き出しにしまうなど、光を遮断することのできる場所にしまいましょう。

2. 熱の当たる場所に置いている

熱も同様に精油の劣化を早めます。

西日の当たる場所、照明器具の近くなどは精油にとっては劣悪の環境です。

また光や熱があたらないように見えても、冬場のエアコンで空気が暖かくなる場所に保管するのもあまりおすすめできません。

3. 洗面所や脱衣所に置いている

アロマバスにしたり水回りで使ったりした精油をそのまま洗面所で保管していませんか?

洗面所や脱衣所は、光と熱と湿度が重なる場所で、精油を保管するのに適しているとはいえません。

めんどうでも置きっぱなしにせず、かならず専用の保管場所に戻しましょう。

4. 蓋を開けっぱなしにしている

精油は揮発する性質があります。揮発するということは成分がどんどん変化しているということです。

成分が変化するということは、それに伴って香りも変化しているということです。

特に揮発の早いテルペン類やアルコール類を多く含むシトラス系の精油は、熱や光に触れていなくてもあっという間に変質します。

精油は空気と触れることでも劣化します。精油の蓋は使い終わったらすぐに閉めましょう。

5. ボトルを横に寝かせている

写真を撮る時ついボトルを横にしますがこれがいけないんです、実は・・・

多くの精油の蓋はプラスチックでできています。

プラスチックの品質にもよるのですが、精油に含まれるある成分がプラスチックを溶かすことがあるため、精油が長時間プラスチックに触れている状況はあまり好ましくありません。

精油はきちんと立てて、蓋と中身が必要以上に接触しないようにしましょう。

6. 精油のボトルを振って精油を出している

精油をボトルから取り出すとき、なかなか落ちてこないからとボトルを振っていませんか?

この動き、実はボトルの中の空気と精油を攪拌することにつながり、精油の酸化を早めちゃうんです。

焦る気持ちもわかりますが、じっと待つのも精油の楽しみのひとつと捉え、振らずにゆったり待ちましょう。

精油が落ちてくるしくみ

精油が落ちるしくみを理解しましょう。

精油のドロッパー(内蓋)には空気の穴と精油が出てくる穴がひとつずつあいており、瓶に空気が入ることで精油が落ちてくる仕組みになっています。

ですからじっと待っていてもボトルに1滴分の空気が入りさえすれば、精油は必ず落ちてきます。

逆を言えばどんなにボトルを振っても、空気がボトルの中に入らないとなかなか精油は落ちてきません。振るという行為自体が実は無意味だったのです。

実は私も精油のひとしずくがぽとりと落ちてくるのをじっと待てないひとりでした。
しかし自分の扱っている精油が多くの人の手を経て丁寧に抽出されたかけがえのない一滴であるということを知った時、自然とゆったり待つことができるようになっていました

7. 持ち歩いている

仕事柄常に数本から数十本の精油を持ち歩いている私にとってこれは避けられないのですが、実は精油を持ち歩くことは精油の変性を早めます。

専用のケースに入れているとはいえ、移動しているということは環境が一定ではありません。特に夏の猛暑の中を歩くバッグの中は、高温になったり、と思えばクーラーで冷やされたり、ときには蒸し蒸しの雨の中を歩いたりと、めまぐるしく変化しています。

温度も湿度も一定ではない上に、バッグの動きにつられて常にボトルが振られているような状態にもあります。

精油を持ち歩きたいときは、ある程度劣化覚悟で持ち出し、通常より気持ち早めに使い切りましょう。

またボトルを丸ごと持ち出すのではなく、小さなボトルに小分けにするなど工夫するのもいいと思います。

オススメの保管方法

やはり精油専用の桐のボックスがあればそれをオススメしたいです。

着物用のタンスなどにも使われる桐でできた精油ボックスは軽くて丈夫、光から精油を守ってくれる上に適度に湿度にも強いため安心して精油を任せられます。

でもなかにはわざわざ数本の精油のために専用の箱を用意するのはちょっと・・・という方もいらっしゃるでしょう。

そういった場合は、光を遮断できる、できたら木製か紙製の箱を用意してそれを精油箱としてはいかがでしょうか。

重要なのは光と熱を遮断して、精油を立てておける高さがあることです。

箱を置くのに避けたほうがいい場所

  • 窓際などの太陽の熱を帯びやすい場所
  • ヒーターなどの熱の当たる場所
  • 子供の手の届くような場所
  • 湿度の高くなるような場所

夏場の保管について

専門家の間でも意見が分かれるところではありますが、一般に精油の保存に適した温度は5℃から20℃といわれています。

1℃の変化にそれほど神経質になることはありませんが、さすがに気温30℃を超えるような真夏の常温での保管は精油にとっては厳しいものになるでしょう。

真夏はできれば冷蔵庫での保存をオススメします。

プラーナロマーナでもこの時期の精油の発送はクール便で行っています。

変化が悪いことばかりではない場合もあります。
ジャスミンやパチュリーは時間が経過することで香りに深さが増し、よりふくよかな香りに変化していく代表的な精油です。

要点まとめ

精油を劣化させる7つの要素

  1. 明るい場所に置く
  2. 熱の当たる場所に置く
  3. 洗面所や脱衣所に置く
  4. 蓋を開けっぱなしにする
  5. ボトルを横に寝かせる
  6. 精油のボトルを振る
  7. バッグなどに入れて持ち歩く
  • 精油は専用の箱に入れよう
  • 夏場は冷蔵庫に保存するなど工夫を
  • 変化することで香りが芳醇になるものもある

 

あわせて読みたい
精油が落ちてこない!? ドロッパーのしくみ以前投稿した「精油の劣化を早める7つの原因」でもご説明しましたが、精油のボトルを振って精油を取り出そうとするのは精油の酸化を早めることに...

 

RELATED POST