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縛られない、自分の感覚に正直になること

プラーナロマーナについて

セッションでは約50種類の精油の中から、お客様のその日の状態にあわせて数種類の精油をブレンドして使います。

この精油を選ぶ時間をとても楽しみにしてくださっている方がとても多く、私にとっても一番ワクワクする時間。カウンセリング後の心の扉をさらにもう一歩踏み込んで開いていくような、リチュアルな時間でもあります。お気に入りの精油や特に使って欲しいものがあれば可能な限りお伺いしています。

このとき、よく「以前ある人に『あなたは○○の精油を使うといいよ』と言われたんですが・・・(どう思われますか?)」というような質問を受けることがあります。

その方がほんとうにその香りがお好きであればぜひとも使って差し上げたいのですが、「いえ、『あなたにはとにかくこの精油があってるから』と言われたので」というお答えかつ、その精油が今回は特に重要ではないなと判断した場合は、使用を見合わせることもあります。

この「○○には○○」と紐づけて結論を出す方法をラベリングというのですが、こういった考え方でのカテゴライズってとても落ち着くんですね。特に数ある中から「私にはこれ」とか「迷ったらコレ」というのが決まっていると、とても安心感があるんです。

私にもあります。

私の場合はオレンジ。

オレンジが大好きすぎて、ロゴのデザインにオレンジの輪切りを入れちゃったくらいです。

オレンジを私のテーマにしよう!って決めたとき、イメージいっぱいにオレンジ色が広がって「これが私の香りなんだー」ととても興奮しました。なにかを自分特有のもの、と決めた途端、所有欲みたいなものも満たされるからか、安心感とともに満足感も感じるんですよね。

こうやって自分の感覚で選んだ、好きだと思える精油ならいいんです。

でも、人からいちど強く言われてそれを数年経ってもまだ大事に持ち続けているのなら、もうそれ、忘れてしまってもいいんじゃないかなと思います。

それはもう、強い表現で言うと呪縛ですよね。だってもうあなた自身、そのときとは違う人なわけだし。いまいちピンときてないのがなによりの証拠だしね。

こういうこと、無意識のうちに私もやってないかしら、とふと思います。私がセッションの中で放った何気ない一言が、誰かをこのさきもずーっと縛ることになったとしたら、それは私の意図するところではありません。

プロとして、助言するべきところはしっかりさせていただきますけれども、それがすべてではないということも、人は常に変わっているのだということも覚えておいていただきたいのです。

ほら、心も身体も20代の頃とは同じではないように。

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