ばたばたと慌ただしく過ごす間に、時は立春を迎えました。
昨日まであれほど穏やかなお天気が続いていたのに今日になって突然、春は名のみといわんばかりに、勢いのある寒気が張り出してきました。
しかも細かく冷たい雨まで!
でもせっかくの新年を新たな気持ちでお祝いをしたくて、今日は朝から雨の中をてくてく歩いて近くの観音様にお参りしてきました。
やはり歩き始めると気分がよいもので、お参りする頃には冷たい雨すらも心地よく感じるくらいでした。
さて、というわけでまた新しい気持ちで再スタートです。
さらに勢いを増して上がってゆく陽の気に乗って、パワフルに浮上していきたいものです。
せっかくですから中医学から見た春のお話でも。
春は五行でいうと 木 の行。
性質はのびやかに上に横にと葉を茂らせて伸びてゆく、木のエネルギーがシンボルです。
行動力や決断力なども木の行の管轄で、これからますます盛んになる陽の気に後押しされて
なにかと行動に移しやすくなったりもします。
ただし、この木の性質は自力でのびのびと上昇することを好むがゆえに、風や圧力で行く手を阻まれるのが大嫌い。
そのストレスが怒りとなって全身の気が滞ると、むくみや頭痛、肩こりなどの筋肉のこわばりなどによって体調を崩しやすくなりますし、血流がスムーズにいかなくなるとお肌のトラブルを引き起こしたりもします。
そうならないためにも、適度な運動やストレッチで気持ちよく体をほぐし、関節や筋肉を柔らかく滑らかに保っておくのは気の滞りを予防する方法としてとても効果的です。
不思議なもので、体がほぐれるとなぜか心も緩んでくるもの。
分かっちゃいるんだけどね・・・
ほら、まだまだ寒いしさ、体を動かすのはどうも・・・という方は、逆の方向から心をゆるめる方法でアプローチするのも効果が期待できますよ。
例えば、いつもよりゆったり時間をかけて入浴してみる、好みの香りを焚いて深呼吸してみる、瞑想してみる・・・などなど。
ゆったりリラックスして気持ちよく瞑想しているうちに、肩の力が抜けて首が伸びたり
眉間の力が抜けて表情が柔らかくなる自分に気付けたらしめたものです。
うーん、それもちょっと・・・という方は、食べる養生、つまり薬膳の知恵に頼ってみては。
気の滞りに最も効果的なのは理気(気を巡らす)作用のある香辛料やハーブなどの香りの食材。
また気の滞りに伴って水の流れが滞りむくむ場合は、あわせて利水(水を流す、排泄する)作用のあるはとむぎ、白菜、白身魚などもとりいれるとよいでしょう。
また、ストレスで気が上に上がって出る頭痛などには気を下に下げて循環をよくする働きのある大根、かぶなどもおすすめです。
[chat face=”woman2″ name=”” align=”left” border=”red” bg=”red”]もう! なに優雅なこと言ってるの!?
毎日忙しくてそんな暇なんてどこにもないよー![/chat]
・・・という方。・・・ハイ、かつての私がそうでしたからよく分かります・・・
ご安心ください。そういう方のために私はいるのです(笑)
当ルームでは立春から春分までの期間に特化したスペシャルメニュー24節季シーズナルセラピー「立春から春分」を展開中です。
この時期もっとも変調が出やすい木の行に的を絞り対応する「肝の経絡」を重点的にケアして行きます。
また、ご家庭でご自分でできるセルフケアの方法などもその方にあわせたメニューを組んで分かりやすくご指導しますのでなにをどうしたらよいのやら、という方はあわせてご相談ください。