四季と暦

春の養生と冬土用(1)

突然ですが、土用ってご存知ですか?

夏にめぐってくる、うなぎを食べるとよいとされる土用の丑の日、の土用です。

土用というと夏のうなぎの日のイメージが強いとは思うのですが、実は春夏秋冬すべての季節にあります。

それぞれを冬土用、春土用、夏土用、秋土用といって、24節季におけるそれぞれの節分の日の前18日間をさします。

2015年の土用

冬土用 立春( 2月4日)前  1月17日から2月3日まで
春土用 立夏( 5月6日)前  4月17日から5月5日まで
夏土用 立秋( 8月8日)前  7月20日から8月7日まで
秋土用 立冬(11月8日)前 10月22日から11月7日まで

東洋医学的には、土用の期間は変革の前の準備期間と捉えます。

そもそも節分というのは季節の変わり目で、自然界の陽のエネルギーが加速して不安定になるため、誰でも体調を崩しやすいのです。

土用は季節の変わり目に備え、心身を整えるために最適な期間なのですね。

春の気の特徴をあらわすキーワードは、樹木と成長。

縦に横へと縦横無尽に枝葉を茂らせ、ぐんぐん伸び行く樹木の性質を帯びているため、勢いが非常に強いのです。

もともと気やエネルギーのような目に見えない性質のものは陽の要素が強いので、勢いの強い春の気の力を借りてよりいっそうパワフルに立ち昇るわけです。

ところが、なんでもそうですが、急激に勢いをつけたものは、渦のように周りのものも巻き込み影響を与え、全体のバランスを崩します。

冬の間はゆったりと穏やかで停滞し、冬眠モードにあった冬の気から一気に勢いのある春の気にシフトするのですからその反動は計り知れず・・・春先に大気が不安定になって強い風が吹き荒れたりお天気が崩れやすくなるのはそのためだと考えられています。

そうやって自然界は崩れたバランスを補って調整しながら、新しい季節へと移り変わってゆくわけですね。

私たち人間も同様に、その勢いの流れに上手に乗ることができないと、春先は特にその勢いゆえ、どの季節よりも顕著に体調を崩しやすくなります。

今年の立春は2月4日。

土用はその前の18日間。つまり、いまはまさに冬から春への転換期、冬の土用の真っ最中なのです。

しっかり養生し立春を境にますます加速していく陽の気の流れに振り落とされず、しっかりパワーアップしていきたいもの。

そのためにも土用の間にしておきたいこと、避けた方がよいことがいくつかあるのですが、そのお話はまた次回。

ABOUT ME
pranaromana SHiHO
pranaromana SHiHO
世界中からやってきたアロマとクリスタルとともに、相談者が自身の奥底に眠らせている固有の輝きに目覚めるサポートをしています。 その輝きを覆い隠しているものがあれば、その正体を探り、癒しの光を当てていきます。 IFPAアロマセラピスト/国際中医師・国際中医薬膳管理師/芳香・鉱物療術師/(一社)東京薬膳協会専属インストラクター
RELATED POST