ふと思いついて青みの石を並べてみました。
今日は青い石、ではなく「青色」をテーマに、ひとつ記事を書いてみようと思います。
青に想起されるものといえば、空、海、水、宇宙、地球や大自然など、現実社会にある物質的な存在を超えた手に取ることのできないもの、またそうしたものにまつわる概念ではないかなと思います。
私は青色を見る時、包まれるような安らぎや安心感と同時に、深く冷たい静けさのようなものを感じて、少しだけ身体の奥がキュとします。
それはきっと、私がこの色の中に、善悪やジャッジの及ばない絶対的な公平さと、愛を持って甘えを一切許さない厳しい指導者のような権威を同時に感じるからではないかと思います。
青という色は、常にどこまでも平衡そのもの。
泣きながらその胸に飛び込んだら、どんなときでも拒むことなくしっかりと抱きとめてはくれるけれど、涙を拭いて髪を撫でるようなことは決してしない。
怒りや悔しさ、後悔などの感情をあらわに、できなかったこと、してしまったことの理由や言い訳をぶつけてみても、じっと黙って耳を傾けてはくれるけれど、甘い言葉で気休めを言って慰めたりもしない。
海のような深い色をして溢れるほどの愛情をたたえながら、ただじっとあるがままにすべてを受け入れて、ただじっとそこにあることで、鏡のようにそれと対峙する人の内側を映し出す。
相手が自分で道を見出し、またふたたび立ち上がるのであれば、それすらもただじっと見守る。
それこそが無条件の愛であり、青色のテーマはまさにそこにあるのではないかなあ、と感じます。