プラーナロマーナのトリートメントでは、60度前後のお湯の中で人肌より少しだけ高めに温めた石を使う「ホットストーンセラピー」を受けていただけます。
あたためた石を使って行うセラピーは、温熱療法といういわゆる物理療法なのですが、当店で使うのは アリゾナ ペルーやメキシコの水際で採取された玄武岩という黒い石。(現在はアリゾナでは玄武岩はほぼ採取されておらず、ペルーやメキシコなどのものが主流だそう)
直接体の上に置き石してからだを温めるほか、石で直にマッサージしたり手のひらに握っていただいたり。すべすべに研磨された表面を触れて行うエフルラージュは、手のひらで触れられているのと区別がつかないほどなめらかです。
温めた玄武岩の特徴は保温性に富み、大きさにもよりますが20〜30分程度は暖かさを保っていること。
あくまでも柔らかく、ガツンとくるような熱さでないにもかかわらず、手のひらで握っているだけで額にじんわりと汗がにじむほどの放熱効果もあります。
写真に写っているのは当店で使用する玄武岩とシバリンガム。
石はセラピストが両手にひとつずつ持って使うため、ふたつでペアになって働きます。
もともとはそれぞれすべてがバラバラに採取されたもの。
それを私がひとつひとつ手に取っては大きさや形が双子のようなふたつを選び出し、ペアを作って仕入れてきたものたちです。
夏の冷えや疲労にも大活躍のストーンですが、空気が乾燥して冷えてくるこれからの季節はまさに私の片腕となっていい働きをしてくれる頼もしい相棒たちです。