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頼りになるのは自分自身の経験と感覚

セラピストライフ

少し前に「土鍋でご飯を炊いたところたいへんうまくいった」というような内容で記事を書きました。

あれから我が家ではすっかり土鍋炊飯が定着しまして、4週間近くたったいまも毎日土鍋でご飯を炊く日々です。

おかげで電気炊飯ジャーの出番が一切なくなりました。

いったんコツを掴んでしまえばこちらのもので、鍋のふたから上がる湯気の勢いや様子、匂い、鍋の音を聞き分けながら、勘だけを頼りにいまでは米の量も水の量も好きなようにコントロールできるようになりました。お膳一膳分だけ炊きたいというような場合にとても重宝しています。

しかしどうしてあれほどまでに失敗の連続だったんだろう?? お気に入りの土鍋の底には、その大半を炭にしてしまったさんまご飯の爪痕が今も残っています・・・涙

いま思うに、レシピに書かれた数字に忠実に従いすぎたのが原因ではないかと。

水は○○cc、強火で○○分かけたら弱火にして○○分とかね・・・

鍋もガスコンロもすべてが家庭によって条件が違うのに。

結局書かれたものは目安でしかなく、結局は自分の経験と感覚がなによりも頼りになる、という好例ですね。

なんでこんな話を突然しているのかというと・・・

よく聞かれて返答に困る質問にこんなのがあるからなんです。

[chat face=”woman2″ name=”” align=”left” border=”red” bg=”red”]ストレッチはだいたい何回くらいやったらいいですか?
何分くらいやったらいいですか?[/chat]

 

書店の家庭の医学のコーナーには何冊もストレッチの本が並んでいます。

開くと必ず目安の回数や時間が載っています。最初としてはとっかかりになるからその通りにやればよくて、とても親切な標記だと思います。

でも考えてもみてください。

筋肉の張り具合や張る場所は人それぞれみーんな違うんです。

ひとりひとりみなちがう

そして例え同じ人でも、5分でちゃんとほぐれる箇所もあれば、15分以上じっくり時間をかけてほぐさないとほぐれない箇所もあるわけで。

だからいつも「例え本に書いてある時間より長くなっても、ちゃんと伸びたな、気持ちよく伸びたな、と実感できるまで何度でも繰り返してください」とお伝えしています。

ただ、これまでご自身の身体に関心が薄く、ストレッチなんてやってもこなかった人は「気持ちよく伸びた」という感覚に気づくことさえ難しさを感じる場合もあるかもしれません。

実際そういう方のほとんどが「伸びたかどうかなんて分かんないわよ」とおっしゃることが多いです。

でもだからこそ、それがご自身の身体に興味を持つ第一歩。

慣れていなければ最初はわからなくても仕方のないことだと思います。

とっかかりは書かれた通りの数字に従うだけだったとしても、自分自身の身体と慣れてくれば、そういう感覚はいずれ必ず目覚めてきます。

ほかの誰のものでもない、ご自身の身体のことですもの。

ちゃんと愛して可愛がってあげて欲しいなと思うのです。

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