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特別な場所

セラピストライフ

三浦半島の名勝、盗人岬へ。
吹き付ける風と断崖絶壁の岩と地層と波しぶき。
地球の息吹とその歴史を身近に感じることのできる、大好きな場所です。

釣りの名所らしいけれど、岩場はいきなりがくんと落ち窪んでいて、このあたりの水深は15メートルほどだそう。突発的な高波が起きやすいところでも知られていて、ライフジャケットなしで釣りをするのは危険そうです。

しかしご覧の通り・・・あいかわらずゾクゾクするほどの青の色です。

満潮ともなるとこんなに近づいて写真を撮ることは、とてもじゃないけどできなくなります。

風はビュービュー吹き付けるし、波は岩場のいたるところで打ち付けているし、ここでは普通の声量での会話はほぼ成り立ちません。

物理レベルではものすごい音がぶつかり合っているはずなのに、同時に圧倒的な静けさも感じます。

ただその場に座って呼吸をしているだけでこの場に意識が融けていつまでもいてしまいそう、そんな気持ちにもさせる場所です。

パートナーとわかれ、それぞれの時間をしばらく思い思いに過ごしました。

引いては押し寄せ、揺れ踊る波としぶきと水の流れをただじっと眺めていたら、なんだか自然に身体が左右に動き出し、無性に踊りたくなって私も気持ちよく波と一緒にひとしきり波の踊りをしました。

そういう普段の自分ではやりそうもないようなことが、何のてらいもなくできてしまうような「頭が外れる」感覚。とても不思議な場所です。

斜めになった地層。何万年もの時間をかけて、この地にじっくりと堆積していった堆積物が作った天然の縞々模様。

フィリピン海プレートと太平洋プレートにおされ、日本列島がぐぐーんと圧を受けた時に隆起したのでは、と勝手に想像。

ここまでくると風も波も穏やかに静かになります。


中央に青く見えているのは伊豆大島、三原山。

鳶を呼ぶ

道中のラジオでは「立春ですが春とは名ばかりの寒さで・・・」と番組が変わるたびにナビゲーターが挨拶がわりに言っていました。

たしかに地上のレベルで話をすれば、まだまだこの先も寒い日が続きます。

でも目線を上げて空を見上げてみれば、私たちの上に降り注ぐ太陽が確実にその熱量を増して光の色を変え始めているのを、はっきりと感じることができます。

節分を境に暦だけでなく、すべてがまた大きく動いています。

私もまたひとつ節目を迎え、この先に向けての宣言を行いました。

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