いまある方から個別にご依頼を受けて 愛 をテーマに精油をブレンドしています。
とは言っても、そもそも精油自体が愛そのもの(愛が三次元化したもの)なので、おのおの素晴らしいどの精油を手にとっていただいてもテーマにずれることはありません。
精油も天然石もそうですが、そこにただあるだけで素晴らしいのです。
ただともにあるだけで十分なのです。
ひとつの精油には数百種類の芳香成分が含まれ、それらが複雑に混ざり合ってひとつの香りを構成しています。
私たち人間が手を加えるまでもなく、精油として取り出された時から完璧な調和を保ってそこにあるわけです。
しかし私たち人間が目的を持ち、数種類の異なる精油を混ぜ合わせることよってなにがおこるかというと、精油のエネルギーに意図をのせることができるのですね。
そしてさらに意思を明確に信頼をもって彼らと触れ合うならば、植物やクリスタルのエネルギーは私たち人類と共鳴し強力に立ち上がります。
そうしてはじめて、彼らは必ずよきアドバイザー、サポーターとして惜しみなく私たちに力を貸してくれるのです。
いつか手に入れたいなにかを得るために、漠然と石を身につけることとの違い、お分かりいただけるでしょうか。
私が精油のブレンドをするときはいつも、ゆったりした動きでじんわりと身体を温めてから、瞑想とお祈りをしてとりかかります。
作業が始まると、アトリエ全体があっという間に植物の香りで満たされます。
精油は植物のエッセンス(本質)そのもの。それぞれの芳香分子が漂いながら解け合い、反応しあい、響きあい、織りなす香りのハーモニーは、まるで地球の奏でる協奏曲!
私にははっきりとした共感覚はないのですが、それでもときおり香りを感じて聴覚的に「音の響き」を認識することがあります。
共感覚=共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする(wikipediaより抜粋)
どの香りもすべて素晴らしい音を奏でてはいるけれど、意図を持っていま一番響かせたい調べを引き立てる私は、さしずめコンダクターの役割でしょうか。
今日も半分瞑想状態であらたな香りを作り出しながらふと、そんなことを思いました。
そういえば、「意」を「宣る」から「いのり」というのかもしれません。