ゼラニウムには女性に嬉しい薬理作用がたくさんあります。
今日はそんなゼラニウムをご紹介します。
バラに似た華やかな香り
ゼラニウムといえばまずはその香り!
ゼラニウムの精油に含まれる薬理成分の5割以上を占めるのは、モノテルペンアルコール類のシトロネロール、ゲラニオール、リナロール。フローラルで甘味のある華やかな香りが特徴です。
またバラの香りにも含まれるゲラニオール、リナロールは、ともに心身を緩めリラックスさせる効果でよく知られています。
香りを吸い込んだ瞬間に、全身を包み込むようなやさしい高揚感に包まれるのはこれらの甘い香りの作用です。
ホルモンバランスと肌を整える作用
さらにゼラニウムはホルモンバランスを調整する作用で生理痛やPMSの緩和としてもよく使われているほか、しなやかさを失った皮膚を軟化させ、肌のターンオーバーを促進させたり、血行を促す効果も知られています。
特に肌荒れなどの肌トラブルには、ゼラニウムの効果は絶大!
不規則な生活でやさぐれていたサラリーマン時代には、ゼラニウムの精油をブレンドして自分で作った美容液に何度も救われました。
[box04 title=”肌荒れのためのお助けレシピ”]
- 植物油 20ml
- ラベンダー精油 2滴
- ゼラニウム精油 2滴
- 植物に精油合計4滴(約1%)をブレンド
- 洗顔後のなにもつけていない肌に1滴とって手のひらで温めたら、顔全体を包むようにハンドプレス
[/box04]
ストレスが多く睡眠が不足しがちな年末や生理前のイライラなどには、ゼラニウムの穏やかに鎮静を促す香りの効果も大きな助けとなりました。
邪気を払って浄化する作用
ヨーロッパでは古くから、魔除けとしてゼラニウムを家の周りに植える習慣があったとか。
邪気を払って悪しき物が敷地内に入り込むのを防ぐ目的だそうですが、これもゼラニウムの成分のひとつ、シトロネロールに駆虫効果があることからも理にかなっているといえますね。
プロとして活動する以前から大好きな香り。
この20年余り、オレンジと同様に切らしたことがありません。