一時期、ユングやゲーテが提唱した「色彩の言語」に興味を持ち、熱心に学んだ時期がありました。
ちょうど、私が肉体と密接に関係のある目に見えない領域の扉を開け始めた頃だったと記憶しています。
それまで目に見えるもの、形のあるもののことしか信じられなかった私が、まるで憑物がおちたかのようにぐるんと、反転した世界のことを理解し始めたのもその頃からでした。
その当時、色が縁で知り合いになった友人が、このたび横浜で水彩画の個展を開くというので昨年末からとても楽しみにしていました。
彼女が描くのはオーラソーマのカラーボトル。もちろんそのまま描くのではなくて、ボトルをテーマにチャネリングをしながら描く絵画です。
彼女にしかない独特の色彩感覚と表現力が素晴らしい作品たち。
まるでオーラソーマのカラーボトルと対峙するかのような不思議な時間。
彼女の筆を通して表現されたそれぞれの作品が、独自の言語を持って語りかけてきます。
何度眺めなおしてもあらたな発見があり、気づきがあり。
色に興味のある方、絵画に興味のある方、それぞれいろいろな楽しみ方ができると思います。お時間のある方はぜひ足を運んでみてください。
すべての作品は購入可能です(とはいいつつ、初日にも関わらず多くの作品に売約済みの札がかかっていました・・・さすがです!)