二頭の龍と二羽の鳥、水と八重垣姫を巡る旅

二頭の龍と二羽の鳥、水と八重垣姫を巡る旅 はじまり

長い間自分とは無関係と思っていたことが、あるきっかけでとてつもなく身近だったと気づくことがあります。

突然ですが「分杭峠」ってご存知でしょうか。もしかすると「ゼロ磁場」といわれたらピンと来る方もいるかもしれませんね。

1995年あたりだったかに中国の有名な気功師の名前とともにその名が知れ渡り、テレビで取り上げられたりパワースポットブームに乗っかったりして一部の人たちの間で一躍有名になった「分杭峠」は、国道152号線上の私の生まれ故郷、長野県伊那市にあります。

★国道125号線
長野県上田から静岡県浜松市まで抜ける一般道。特に諏訪から高遠(伊那市)に至る杖突峠はアップダウンとヘアピンカーブの続くバイク乗りにも人気のルート.

私も愛車で何度も走り抜けました。

伊那市出身と言うと分杭峠をご存知の方には「あそこって世界有数のパワースポットなんでしょう?やっぱりすごいエネルギーなの?」などと聞かれることもあるのですが、実は私自身は一度も足を運んだことがありませんでした。

というのも多くの地元民同様に、私もこの一連のお祭り騒ぎを冷めた目で眺めていたからです。

ところがこの2月。

横浜にある地球雑貨のお店のワークショップで、思いがけなくこの分杭峠の水に触れる機会がありました。

それはその水を使って特別に作られた、オリジナルのエッセンスでした。

両手を広げて顔を上げ、降り注ぐその飛沫を全身に浴びて胸に抱き目を閉じると、まぶたの裏に浮かびあがったのは私がよく知っているふるさとの景色。

子供の頃から見飽きるほど見上げた中央アルプスや仙丈ケ岳、遊び場だった田んぼやあぜみち、そして大好きな三峰川の河川敷と遠く流れる天竜川の風景でした。

そして私の目線はその景色の上をまるで疾風のように駆け巡っていて、目を閉じたまま、ああ・・・これは龍の目線なんだ、と感じていました。

龍は喜びに狂喜乱舞しながら身を震わせるように縦横無尽に駆け巡り、私はその目を借りて懐かしいふるさとの景色の美しさにひたすらに心を打たれていました。

風にちぎれそうな意識の中、私は次第に私の心がなんともいえないあたたかさで満たされていくのを感じていました。

その純粋でやわらかなエネルギーをハートの奥に感じながら、なぜだか「これは愛だ」とはっきりと耳で聞くようにして感じました。

そして同時にそんなふうに感じた自分に驚きながら(愛なんて言葉が自分の中から出てきたことに驚き、そしてまた照れ隠しにいつものくせで笑ってしまう)「でもやっぱりこれは愛だ、そして私自身が愛なんだ」とまたふたたび強く思いました。

知らないうちに涙が溢れていました。

ふるさとに帰りたい。

私を育んでくれたふるさとの水や山や空に触れてこよう。

そしてこれまで私を愛して護ってくれた、両親と・・・そうだ、ひさしぶりに雛人形にも会ってこよう。

そんな風にして、今回の私の「旅」が始まりました。

私の超・個人的な私自身のルーツを確認するための旅です。

プライベートなこんなことをここで書いて誰が喜ぶわけでもないのに・・・とも思いましたが、やっぱりシェアしようと思います。

よろしければぜひおつきあいください。

明日から続きます。

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