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飲む薬膳

セルフケア

晴れた日が続いていますね。

朝晩は冷え込みますが、日中の太陽がポカポカして真冬とは思えない心地よさを楽しんでいます。

天気のいいことはありがたいのですが、この時期気になるのが空気の乾燥。粘膜が乾いて風邪をひきやすくなったりお肌がかさかさしたりと、あまり喜ばしいことはありませんね。

ところが先日ふと、今年はそれほど乾燥を気にしていないということに気づきました。

きっかけは、後輩のセラピストと話していて「SHiHOさん、なんだかとってもお肌の調子がいいみたいですが、この乾燥する季節は一体どんなケアをしているのですか?」と質問されたこと。

実は私、お肌のケアに関して言えば、恥ずかしいほどほったらかしです。夏場は石鹸で汚れを落としたら、ほぼ洗いっぱなし。風が冷たくなって乾燥し始めた頃、おもむろにシアバターと精油のクリームを自作するのですが、そのクリームも今年は出番がありません。

確かに言われて気づいてみれば、毎年ガサガサに荒れるカカトも膝も、今年はとっても調子がよくてつるんとしています。

あれー、なんでかなー、とちょっと考えて、思い至りました。

多分これのおかげです。

ドライの枸杞の実、なつめ、松の実、龍眼肉。

中医学ではこれらは補陰の代表格。乾燥しがちな内臓を潤し(内臓が潤うと結果、粘膜や肌が潤う)陰血を補い、血行を促進させる働きをします。

さらに龍眼肉、なつめ、松の実は脾の経絡にも入りますから、胃腸を健康に保ち、肌を持ち上げてハリを保つ効果も期待できそうです。

この冬、この4つを混ぜたものを手鍋にぽんと放り込み、軽く煎じてホットドリンクとして飲んでいるのです。

飲むと即座に身体じゅうがポカポカとしてきて朝の冷え込みが楽になるので、寒がりな私はとても気に入って愛用しているのですが、自分で人知れず効果を感じているだけでなく、他人から見ても変化がわかるとなると、俄然その気になるもので(笑)

特に枸杞の実はかの楊貴妃がその美貌を保つために毎日食べていたと伝えられていたりと、美容のお薬として使われているくらいですから、美容の目的としても使えそうですね。

果実と種子が原料なので、フルーティな甘さとほのかな酸味が楽しめます。

煎じ薬というよりドリンクとして十分楽しめる美味しさなのですが、ドライフルーツの香りに好き嫌いがありそうです。

サロンに来てくださるお客様にはハーブティとしてお出しできますので、もし興味のある方は、お越しの際に一言お声掛けください。

飲み始めてすぐ、身体じゅうを気血が巡る感覚をぜひ実感してみてください。

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