メッセージ

たいせつなのは、まず、自分を癒すこと

講座やワークショップでアロマやクリスタルをお教えする際、いつも思うことがあります。

それは多くの生徒さんが、学んだばかりのアロマやクリスタルを、自分ではなくまず家族や友人のために使おうとすることです。

知っておいていただきたいのは、あなたがもし特定のクリスタルやアロマの持つ意味について知ったとき、自分以外の誰かの顔が浮かんでその人を癒したいと思うなら、それはその人でなく、あなたこそが癒しを必要としているというサインだということです。

例えばあるクリスタルは、人が古くから抑圧してきた、怒りや嫉妬などの感情による痛みを癒し、それらに付随する思考の型や繰り返しのパターンを打ち破ることを助けます。そして他人に依存することをやめ、自立して前を向くための活力を与えます。

その情報を得てもしあなたがそのクリスタルにぴったりな身近な人を思いついたとするなら、それは「あなた自身に抑圧してきた感情があり、いまこそそれと向き合い手放すときがきている」ということです。

なぜならあなたは自分にはまったく心当たりがないと思っているかもしれないけれど、あなたがほんとうに見ているのはその人の姿ではなく、その人に映ったあなた自身の姿だからです。

そしてクリスタルたちはそういったタイミングで私たちの人生に現れます。

以前、こんなことがありました。

ある女性からのご依頼で、受験を控えた妹さんのトリートメントをさせていただいたことがありました。

その方がおっしゃるには「妹は毎日やることが多くて睡眠さえ満足に取れず、ストレスがいっぱいで息をつく暇もない様子で不憫なんです。せめて束の間でもいいからリラックスできる時間を持つべきだと思って」ということでした。

しかし実際にお会いしてみると、妹さんは忙しいなりにもメリハリのある充実した学生生活を、そのプレッシャーも含めて楽しんでおられ、正直それほどトリートメントを必要としている様子もありません。

そこで私はご依頼主であるお姉さまの方に向き直り、日々のスケジュールについてお聞きしました。

するとお姉さまの日常が、時間と「やるべきこと」に追われる非常に慌ただしいものであることがわかりました。ものごとを中途半端にすることが嫌いで、さらに性格的に緊張しやすく焦りやすいということも。

つまり、ご本人の言葉を借りて言うならば、息をつく暇もないほど忙しく、いますぐリラックスできる時間を持つべきなのは、妹さんの方ではなく、ご依頼主であるお姉さまご本人だったのです。

そこで私はその場でやんわりとご提案しました。

「よろしければ、お姉さまもトリートメント、ご一緒にいかがですか?」

しかし彼女は笑って首を横に振りました。

「そんな、とんでもない。だって私はどこも痛くないし、しかもまったく健康ですから大丈夫ですよ」

穏やかではあるけれどきっぱりしたお返事に、私はそれ以上深く踏み込むことができず、そうですね、と曖昧に答えるしかありませんでした。彼女の選択は尊重されるべきで私にはどうすることもできません。

人は他者との反映を通して、自分を深く知ることができます。

楽しんでおられる妹さんが苦しそうに見えるのは、お姉さま自身が苦しいからなのです。

自分が相手に見ているものは実は自分自身であるのだ、ということに気づくと、相手の問題だと思っていたことが実は自分のものだと気づくことができます。

まずは自分を知り、自分を癒し、愛し、満たすこと。

愛は身近なところからはじまる。

つまりそういうことなんだと思うのです。

ABOUT ME
pranaromana SHiHO
pranaromana SHiHO
世界中からやってきたアロマとクリスタルとともに、相談者が自身の奥底に眠らせている固有の輝きに目覚めるサポートをしています。 その輝きを覆い隠しているものがあれば、その正体を探り、癒しの光を当てていきます。 IFPAアロマセラピスト/国際中医師・国際中医薬膳管理師/芳香・鉱物療術師/(一社)東京薬膳協会専属インストラクター
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