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香りのブレンドと調和の話

香りの話

[chat face=”woman2″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]あなたが普段説明してくれることやブログで書いていることは難しくてよくわからないことが多いけれど、あなたのブレンドした香りを嗅げばそんなことはどうでもよくなるのよね。これまで嗅いだどんな香りより心地よく、言葉で説明されるよりずっとダイレクトにハートに届くから。[/chat]

そんなことを言ってくださる方々のために、今日もひとりひとりにあわせてせっせとブレンドを作っています。

私が香りをブレンドするときは、大きく分けて2種類のアプローチがあります。

ひとつはその方の体調や肉体にあらわれている物理的な不具合や、精神的な揺らぎに対する処方の仕方で、いわゆるメディカル(クリニカル)アロマセラピー的な考え方に基づく方法。

もうひとつがその方のオーラに現れている肉体を超えたエリアの情報(エネルギー)を読み取り精油を処方するメタフィジカルでアーティスティックな方法。

メディカルアロマセラピー的に精油をブレンドするときは、精油の化学的根拠や世界中に散らばる症例や論文、知識と経験を総動員して理論的に作業を行います。

クライアントには、なぜこららの精油をその分量でブレンドするのか、すべて理論的に説明することができます。(しかし実際のところ私のクライアントさまは私のマニアックなマシンガントークに大きなアクビをされる正直な方が多いので(笑)、そこまで詳しくご説明することはほとんどないのですが・・・)

しかしアーティスティックにブレンドを行うときは、私が資格取得のために血のにじむ思いで(笑)学び叩き込んだ知識や経験は、ときとして妨げになる場合もあります。瞑想をするように思考もエゴも一旦留守にしてもらって、呼ばれるままに手を動かします。

しかし毎回驚かされるのは、このように一見まったく違ったアプローチで作業をしているよにみえて、できあがった香りの成分を観察してみると、いずれもそのどちらの方法論から見てもバランスのとれた香りであることです。

今月のはじめ、ふるさとの紅葉し始めた山道を車で走り抜けながらふと思ったこと。それは、私たちは自然のなかの「調和」にこそ「美」を感じているのではないかということです。

ただ単に木々の緑色が目に鮮やかに映るというだけでなく、そこに川が流れ、せせらぎが聞こえ、鳥のさえずりが響き、風が吹く。そのすべてのハーモニー(調和)を肌で感じて「ああ、美しいな」と感じる。

調和こそが美しさのエッセンス(本質)だとすると、香りのブレンドは調和の最たるものといえます。そしてその調和を織り成す香りは、植物のエッセンス(本質)であるエッセンシャルオイルそのもの!

私一人にできることはたかだか知れているけれど、こうして私の手元から1本、また1本とその方のための香りを届けることができることを、とても光栄に誇らしく思います。

個人的な要望にお応えして、香りのブレンドをお届けいたします。

詳細は明日発行のメールマガジンにて。

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