今日は、いただいたメールの返信を、ブログを通してさせていただくことにします。
不安や恐れに関することなのですが、すごく勘違いされやすいことなのと、私自身も無意識に同じことをやっていた時期もあるので、その当時を振り返りつつみなさまにもシェアいたします。
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Aさま(仮名)
メッセージありがとうございます!
とても嬉しいです。
迷いながらも道を見つけて行こうとされているAさまの、ささやかかつ頼もしい宣言、受け止めました。
応援しています!
ところで、不安を口に出すとその通りになってしまいそうで・・・ということですが、まず不安を悪しきものとして扱わないであげてくださいね。
不安は感じていいんです。肉体を持っている以上、感情があるのは当たり前なので。
キモチワルイのは、不安や恐れに蓋をして、努めて明るい方だけを見ようとすることです。
「ネガティブにフォーカスしたらそれが引き寄せられる」ってよく言いますよね。
それはまったく嘘じゃないんですけど、だからといって「ポジティブじゃないから不安な気持ちになりたくない」というのは、それこそが恐れベースの考え方なんです。
ここがなかなかトリッキーで勘違いしやすいところなんですよね。
自分にとって嫌なことや都合の悪いことにフォーカスしないこと、不安などはじめからなかったかのように意識的に振る舞うことが、逆に潜在的な強烈な恐れを無意識下に育てるとしたら、なんだかとても皮肉な話です。
だからネガティブな感情が湧き上がってきたら、それを否定したり追い出そうとしたりしないで、小さな子どもがおうちに遊びにきたときみたいに大歓迎してください。
両手を広げて抱きしめて「あー私、不安なんだな、怖いと思ってるんだな」って、その感覚をしっかり味わってください。
そうしておいて、そのうえで手放すんです。
やり方は、既にお送りしているレクチャーメールでご案内している「手放しのワーク」を使ってくださいね。ちゃんと不安を認めてからですよ。
いまはそういったインナーワークが、これまで以上に非常に大きな意味を持つときです。
こういう言い方は批判を招くかもしれないけれど、そういう意味では大きな成長のチャンスをもらっているときだとも思うんです。
騙されたと思っていただいてもいいので、ぜひやってみてくださいね。
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いつだって気分よく穏やかでいたいと思う気持ちは、きっと誰でも普通に持っているものだと思うんです。
自分の心の平穏を乱して波動を下げるような不快なモノや人とはなるべく接点を持ちたくない。そんな気持ちもよくわかります。
ただそのために、ネガティブなことを考えない、不快なものを見ない、という信念を持つことは、無意識のうちに全く逆のベクトルに恐れを溜めこむことになるのではないかな、とも思うんですよね。
そもそも外側のネガティブを否定するということは、自分の中にある「それらに共鳴するもの」が疼いて辛いからです。だとすれば外側のネガティブを否定する前に、自分の中にあるものを消化することの方が先だと思うのです。
ポジティブさとは「不安を封じ込めてすべてがプラスに向くと信じること」なんかではなくて、よいとか悪いとかのジャッジもなく「いま」をまるごと受け止める姿勢と覚悟じゃないかしら。
それさえできれば、そこを土台にして生まれてくる思考や行動がネガティブになろうはずもなく、放っておいてもおのずとポジティブに変換されていくはずです。
少なくとも今の私はそのように考えています。
それとそうだ。
メルマガの登録特典としてお送りしているレクチャーメール、とっても好評をいただいているのですが、内容をブラッシュアップして音声もしくは動画にして作り直したいなと考えています。
いつになるかわかりませんが、完成した際にはまたお知らせしますのでお楽しみに!