ある日、図書館に行ったついでになにかないかなーとひとまわりしながら、ライフスタイル 生活 と書かれた棚の前であることに気づきました。
「人生をかえるには◯◯するといい」とか
「◯◯で人生が劇的に変わる!」とか。
なぜかやたらと 人生が変わる ということをタイトルで強調した本が目立つということです。
内容自体は、普段とは違った服を着てみる、とか髪型を変えてみる、とか、上等のスーツを来てみる、とか、そんな感じなんですが、人生が変わるといわれるとそこにだいぶ違ったニュアンスが加わりますね。
この人生が変わるってフレーズ、見る人の奥底をくすぐってどことなくワクワクさせるというか、何か起きるかもしれないと期待させるような絶妙なニュアンスを持っています。
- あなたの人生を変える5つの生活習慣
- 人生を変えるために揃えるべきたった5つのクリスタル
- 人生を劇的に変化させる5種類のアロマとは
いま適当に思いついて書いてみたけど、こう言われると不思議とどこかあおられるような気持ちになりませんか。
出版社がこぞって書籍のタイトルに使うように、人生を変えるというキーワードは 刺さる のだと思います。
その裏には、変わるものなら変わりたい、変えてみたい、変えなければ!という、読者の潜在的欲求があるような気がします。
と同時に、私にはそれだけ多くの人が、常に心の奥底で 現状とは違ったなにか を求めて暮らしている裏返しだという風に思えてなりません。
なにかが違う気もするけどなにが違うのかわからない。このモヤモヤした疑問に対する答えが、きっとどこかにあるような気がして、つい「人生が変わる」と言われるとドキっとしてしまう。
でも、誰かに答えを求めなくても、自分の疑問に対する答えは自分でちゃんと見つけることができます。
新しいスーツやクローゼット、髪型が見せてくれる新しい人生もきっと素晴らしいでしょう。
これまで着たことのない服を着た自分、新しい髪型の自分との出会いは、またあらたな可能性への扉を開けてくれるのかもしれません。
でもそれは、これまでずっと身体の奥底で潜在的に追い求めてきたものとはまったく別の次元のものだと思うんです。
人生を変えたいと思ったら、まずはほかの誰でもない自分を知ることからはじめてみませんか。
クリスタルたちは驚くほどにあなたの内側を投影して見せてくれます。